“熱血レジェンド”青木、高校生ゴルファーら初指導
2015年02月04日
国内男子ゴルフの永久シード選手、青木功(72)が3日、宮崎県のフェニックス・シーガイア・リゾートで日本ゴルフツアー機構(JGTO)が実施している強化合宿で講師を務めた。2020年東京五輪で金メダル獲得を目指す高校生ゴルファーらに、“青木流3カ条”を初めて伝授。熱血指導する現場に、サンケイスポーツ記者が潜入した。
宮崎の穏やかな陽気とは正反対の、手厳しい声が響いた。声の主は日本ゴルフ界のレジェンド、青木だ。「ミスを想定した練習をしろ!!」「もっと大きく左手を伸ばせ!!」。五輪を視野に入れる高校生らが、必死の形相で言葉に聞き入った。
「(五輪でのメダル獲得は)期待する部分はあるが、ひとつのヒントにしてもらいたい。勝つためには、苦しいことをやれないといけない」
青木は参加24選手全員に個別指導。時間は、午前9時半から昼食を挟んで午後3時まで及んだ。記者が耳をそばだてていると、“上達への3カ条”が明らかになった。
〔1〕【真っすぐ打とうとするな】ボールは丸く、ドライバーのフェースも平らではない。真っすぐ飛ばないのが当たり前だ。だから、自分のタイミングで打つことに集中し、遠心力で飛ばせ。
〔2〕【球を上げようとするな】多くの選手がボールを高く上げて飛ばそうとするあまり、体の右側に体重を残して振っていることをチェック。そこで「ボールから離れて構えろ」と指示。右肩をしっかり回して、体を使った大きなスイングになるように指導した。
〔3〕【自信を持てるまで練習しろ】目的意識を持っての練習を求めた。自身は若いころ、ゴルフ場関係者から「終わってください。私の寝る時間が削られる」と言われるまで球を打っていたと明かし「練習にやり過ぎはない」と強調した。
熱意は選手に伝わった。16歳の岡崎錬は「気持ちいいです」と、インパクト音と弾道の力強さに、白い歯がこぼれた。
「ゴルフに『これでいい』というものはない。もっと好奇心を持ち、いろんなヒントや疑問に挑戦することが大事。もう1日ここにいたかった」
青木は目を細め、帰りの車に乗り込んだ。
宮崎の穏やかな陽気とは正反対の、手厳しい声が響いた。声の主は日本ゴルフ界のレジェンド、青木だ。「ミスを想定した練習をしろ!!」「もっと大きく左手を伸ばせ!!」。五輪を視野に入れる高校生らが、必死の形相で言葉に聞き入った。
「(五輪でのメダル獲得は)期待する部分はあるが、ひとつのヒントにしてもらいたい。勝つためには、苦しいことをやれないといけない」
青木は参加24選手全員に個別指導。時間は、午前9時半から昼食を挟んで午後3時まで及んだ。記者が耳をそばだてていると、“上達への3カ条”が明らかになった。
〔1〕【真っすぐ打とうとするな】ボールは丸く、ドライバーのフェースも平らではない。真っすぐ飛ばないのが当たり前だ。だから、自分のタイミングで打つことに集中し、遠心力で飛ばせ。
〔2〕【球を上げようとするな】多くの選手がボールを高く上げて飛ばそうとするあまり、体の右側に体重を残して振っていることをチェック。そこで「ボールから離れて構えろ」と指示。右肩をしっかり回して、体を使った大きなスイングになるように指導した。
〔3〕【自信を持てるまで練習しろ】目的意識を持っての練習を求めた。自身は若いころ、ゴルフ場関係者から「終わってください。私の寝る時間が削られる」と言われるまで球を打っていたと明かし「練習にやり過ぎはない」と強調した。
熱意は選手に伝わった。16歳の岡崎錬は「気持ちいいです」と、インパクト音と弾道の力強さに、白い歯がこぼれた。
「ゴルフに『これでいい』というものはない。もっと好奇心を持ち、いろんなヒントや疑問に挑戦することが大事。もう1日ここにいたかった」
青木は目を細め、帰りの車に乗り込んだ。
Posted by 本木 at
11:15
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