石川遼が「好きなコース」で上位を狙う

<RBCヘリテイジ 事前情報◇10日◇ハーバータウンGL>

 米国男子ツアー「RBCヘリテイジ」がサウスカロライナ州にあるハーバータウンGLを舞台に開幕を迎える。今大会には「マスターズ」を制したジョーダン・スピース(米国)も参戦。メジャーチャンピオンとして初のトーナメントを迎える。日本勢は松山英樹は欠場するものの石川遼が参戦。かねてよりハーバータウンGLを「好きなコース」と語っているだけに上位進出に期待がかかる。石川遼が「好きなコース」で上位を狙う マスターズ覇者スピースも参戦

予選ラウンドの組み合わせはスピースがパトリック・リード(米国)、ディフェンディングチャンピオンのマット・クーチャー(米国)と同組。石川はブライアン・スチュアート(米国)、マイケル・パットナム(米国)と同組で初日は10番ティからスタートする。  


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【GOLF】今季初の4日間大会

国内女子ツアーのヤマハレディースオープン葛城が2日に開幕。桜が咲き誇る美しいロケーションの葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県)を舞台に、今季初の4日間大会が行われる。

 4戦を終えた今季の国内ツアーは、開幕戦を除く3戦がプレーオフ決着と実力伯仲。第2戦優勝の李知姫(韓)が約3年ぶり、第3戦優勝の飯島茜が約5年ぶり、第4戦優勝の笠りつ子が約3年ぶりと久々の優勝が続いていることも興味深いデータだ。

 昨季大会は、アン・ソンジュ(韓)と吉田弓美子のマッチレースに。最終ラウンドは5メートル近い強風に見舞われながらも、両者ともに我慢強いゴルフでパーを重ねて通算5アンダーで最終18番を迎えたが、吉田の2メートルのパーパットがカップに嫌われたのに対し、アンが80センチのパーパットを沈めて、決着がついた。

 この勝利を足がかりに、昨シーズンは5勝を挙げ、賞金ランキングとLPGAメルセデス・ベンツ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)、平均ストロークの3冠に輝いたアン。しかし、今季は第2戦のヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップで右手首を痛め、途中棄権して以来欠場が続いていたが、ディフェンディング・チャンピオンとして今週から復帰。今季初勝利を再び静岡の地で狙う。

 また、前週のアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKIを体調不良で欠場した上田桃子も、今週はエントリー。第1ラウンドでは原江里菜、香妻琴乃とのペアリングとなっており、多くのギャラリーから注目を集めることとなりそうだ。その他にも、昨季賞金ランク3位のイ・ボミ(韓)、2013年賞金女王の森田理香子など実力者が多数参戦。アマチュアの勝みなみ(鹿児島高2年)もフィールド入りしている。  


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福山功太1位、初の決勝大会進出

<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会:関西・東海予選>◇15-17歳男子◇15日◇三重・亀山GC西C(6717ヤード、パー72)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会ほか◇後援・日刊スポーツ新聞社ほか◇特別協賛・PGMホールディングス株式会社
福山功太(滋賀・八幡東中3年)が接戦を制して、決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)に1位で進出した。

 狭いコースに苦しむ選手が多い中、福山は先にホールアウトしていた豊山良(大阪・興国高1年)山内一輝(大阪・追手門学院大手前中2年)と同じ75で上がったが、カウントバックでは18番で2メートルのバーディーを決めていた(他の2人はパー)ことで、メダリストになった。

 インスタートで「前半はOB方向に飛んだのがマウンドで跳ね返ってきたり、いつ大叩きしてもおかしくないヒヤヒヤしたゴルフだった」というが、しっかり18番を取り、後半は「ドライバーもアイアンも良くなった」と立ち直った。

 予選挑戦3回目で初めて決勝大会進出を果たした。ドライバー平均飛距離は250ヤード。「距離が出ないので、アイアンでのミスを少なくしたい。アプローチの精度をもう少し高めたい」と課題を挙げる。「世界ジュニアに出て、国が違うプレーヤーと勝負してみたい」と、代表入りに挑む。  


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遼25位 4度池ポチャも粘った

◇USPGAツアー ホンダ・クラシック最終日(2015年3月2日 米フロリダ州パームビーチガーデンズ PGAナショナル=7130ヤード、パー70)

 石川遼(23=CASIO)は最終ラウンドを71で回り通算2オーバーの25位で大会を終えた。悪天候によるスケジュール変更が相次ぎ、1日に第3ラウンドの残りと最終ラウンド10ホールを行い、2日に残り8ホールを消化した。10位で出た第3ラウンドは72と崩れて通算1オーバーの18位に後退。最終ラウンドは第4日終了時に通算4オーバーの暫定40位だったが、2日に2つ伸ばした。ダニエル・バーガー(21=米国)とパドレイグ・ハリントン(43=アイルランド)が通算6アンダーで並びプレーオフに進出した。

 池が石川の行く手を阻んだ。ティーショットが安定せず、1日にプレーした計28ホールで4度も池に打ち込んだ。「ショットが悪かった。長い一日だった」。コメントにも落胆の色がにじんだ。

 今年初めて予選を通過して第3ラウンドに臨んだが、出だしの1番パー4、4Wで打った第1打を左の池に打ち込んだ。6番パー4でも、UTの第1打を左の池に落としダブルボギー。左に引っ掛けることを警戒しすぎたのか、13番パー4は4Wを右へ曲げて池に入れてダブルボギーとした。引き続き突入した最終ラウンドでも6番で再び左の池へ。ショックを引きずるように8番まで3連続ボギーを叩いた。

 自身の公式ブログには「打てど打てど左。分かっているのに直せない自分が情けない。残り8ホール、攻めていきたい」と悔しい思いをつづったが、最終日はスコアを伸ばした。12番で3メートル、13番で1メートルのチャンスを沈め、15番は3・5メートルを決めた。最終18番は第2打を池に打ち込みながらパーセーブ。5日間に及ぶ戦いを良い形で締めた。  


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“熱血レジェンド”青木、高校生ゴルファーら初指導

国内男子ゴルフの永久シード選手、青木功(72)が3日、宮崎県のフェニックス・シーガイア・リゾートで日本ゴルフツアー機構(JGTO)が実施している強化合宿で講師を務めた。2020年東京五輪で金メダル獲得を目指す高校生ゴルファーらに、“青木流3カ条”を初めて伝授。熱血指導する現場に、サンケイスポーツ記者が潜入した。

 宮崎の穏やかな陽気とは正反対の、手厳しい声が響いた。声の主は日本ゴルフ界のレジェンド、青木だ。「ミスを想定した練習をしろ!!」「もっと大きく左手を伸ばせ!!」。五輪を視野に入れる高校生らが、必死の形相で言葉に聞き入った。

 「(五輪でのメダル獲得は)期待する部分はあるが、ひとつのヒントにしてもらいたい。勝つためには、苦しいことをやれないといけない」

 青木は参加24選手全員に個別指導。時間は、午前9時半から昼食を挟んで午後3時まで及んだ。記者が耳をそばだてていると、“上達への3カ条”が明らかになった。

 〔1〕【真っすぐ打とうとするな】ボールは丸く、ドライバーのフェースも平らではない。真っすぐ飛ばないのが当たり前だ。だから、自分のタイミングで打つことに集中し、遠心力で飛ばせ。

 〔2〕【球を上げようとするな】多くの選手がボールを高く上げて飛ばそうとするあまり、体の右側に体重を残して振っていることをチェック。そこで「ボールから離れて構えろ」と指示。右肩をしっかり回して、体を使った大きなスイングになるように指導した。

 〔3〕【自信を持てるまで練習しろ】目的意識を持っての練習を求めた。自身は若いころ、ゴルフ場関係者から「終わってください。私の寝る時間が削られる」と言われるまで球を打っていたと明かし「練習にやり過ぎはない」と強調した。

 熱意は選手に伝わった。16歳の岡崎錬は「気持ちいいです」と、インパクト音と弾道の力強さに、白い歯がこぼれた。

 「ゴルフに『これでいい』というものはない。もっと好奇心を持ち、いろんなヒントや疑問に挑戦することが大事。もう1日ここにいたかった」

 青木は目を細め、帰りの車に乗り込んだ。  


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日本ゴルフに“明日”はあるか

 2015年シーズンで、国内の女子ゴルフツアーは前年と同じ37試合を開催するが、開催を申し込むスポンサーは相変わらず多いと聞く。隆盛も手伝い、試合数は変わらないもの、4大会が増額され、賞金総額は33億3300万円で史上最高額を更新した。対する男子ゴルフ。試合の減少が予想されたのに反し、国内試合数は3増2減。減少した1大会でスポンサーが開催を検討し、日本ゴルフツアー機構(JGTO)は安堵の表情を浮かべた。だが、盛況の女子、苦境に一服感の男子ともに何やら不安要素が見え隠れする。

 女子の14年の観客動員数は52万8899人で、前年比で3万1630人増。人気のバロメーターであるテレビ視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)は6・1%で同0・1ポイントとわずかだが改善した。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長は12月15日に行われた日程発表の会見で「手応えを厚く感じている。賞金増額は主催者からのオファーでありがたい。選手はさらにモチベーション高くいけると思う」と強調した。

 好調な女子を支える要因の1つは、開幕前日に開催されるプロアマ大会の成否にかかると言われる。大会主催者が自らのスポンサーら関係者を招き、選手とともにラウンド。レッスンなどをしてもらい、関係者はご満悦…となる。LPGAはプロアマ大会に出場しなければ本戦への出場を認めていない。それだけ重要視していることが分かる。

 ただ、選手の中には「アスリートなのに何で接待で練習時間を割かれなきゃいけないの」と考える選手が以前はいた。しかし、LPGAは新人研修などを通じて徹底した教育を施し、最近では反発する選手は「意外にいない」という。逆に「割り切って仕事と考える若い子が多い」と関係者は話す。

 14年は37試合のうち19試合で外国人選手が勝利した。ただ、これもマイナス要因にはなっていないようだ。というのも、国内女子ツアーに参戦している外国人選手は「順応性が高い」との指摘がある。昨季3度目の賞金女王に輝いたアン・ソンジュはテレビでアニメ番組を見るなどして日本語を習得し、流暢にしゃべる。米ツアーで賞金女王になり、昨季から日本ツアーに軸足を移した申ジエも「日本語はペラペラ」とか。男子の外国人選手とは「溶け込み方が違う」(関係者)ことによって、日本のファンも多いそうだ。

 ところが、決して順風満帆とは言えない。将来の不安因子は着実に蓄積されているとある関係者はいう。それは選手の「タレント化、アイドル化」だ。「あいさつはちゃんとするし、サービス精神は旺盛で、愛想よくできる確率は高くなっている。若くてかわいくて、ゴルファー層だけでなく、オタク系のファンも獲得している。ただ、それはゴルフの実力とは関係ない部分」と話す。

 さらに「ぽっと出の新人が運良く、ある程度の成功を収めると、それを実力と勘違いする人が多い。そういう人はミスショットした際に(クラブを叩き付けるなどの)行為をしてしまい、テレビに映るとイメージダウンにつながる。『芸能人プロ』に徹するなら徹底しろと言いたい。ボロが出ると、繁栄している今だからこそ怖い」と眉をひそめた。

 今の若手がゴルフ始めた時期に女子ツアーは「宮里藍効果」などで、すでに隆盛を誇っていた。人気のなかった時代を知らない。男子ツアーが失速した要因の一つに挙げられるのが、ファンに対するサービスの減少。「そういう傾向が怖い」と二の舞を心配する。

 その男子。青木功、尾崎将司、中嶋常幸のいわゆる「AON」が全盛期の1990年に44試合を数えた試合数は最近25試合前後で推移。観客動員数は石川遼という「スター」の登場で10年に60万人を数えたが、松山英樹とともに軸足を米ツアーに移したことなどから13年には37万人まで減少。14年は約39万人に回復したが、「天候要因などに左右される誤差の範囲」(ゴルフ関係者)と一蹴されるほどだ。

 テレビ視聴率(同)は石川効果で10%近くあったものが、14年は前年より0・2ポイント減の5・4%と半減。費用対効果の観点から「コンテンツとしての魅力が薄れ、スポンサーが付きづらい」状況になりつつある。

 13年限りで国内ツアーの冠大会から撤退した大手電器メーカー、パナソニックはインドで開催されるアジアツアーで大会を主催。グローバルな視点で企業戦略を展開し「新興国でブランド・イメージを上げるのには有効」(ゴルフ関係者)と狙いが明確だ。

 PGAは14年シーズンから中国でツアーを開催し始めた。成績上位者には米下部ツアーの参戦権を与えられる。しかし、日本の男子ツアーは「世界に門戸が開かれていない。PGAにつながる道筋のビジョンを早く提案しないと」と危機感を抱く。

 昨季終盤、米ツアーで活躍するバッバ・ワトソン、アダム・スコット、ジョーダン・スピースら有力選手が参戦した。A・スコットの参戦で日本オープン選手権は前年比2万人増の入場者でにぎわった。「石川、松山以降スターがおらず、客が呼べなくなっている」という現状を改めて浮き彫りにした格好だ。

 40代の藤田寛之、片山晋呉らベテランの活躍が目立ち、それに代わる若い力の台頭がない。となれば「JGTOなどが仕掛けて、魅力ある選手をつくれ」という声も出る。「試合に勝って魅せる。優勝争いして面白い選手。プロなんだから魅せる競技をしないと人気が出ない」とベテラン記者も嘆く。

 JGTOもアジアツアーなどと連携した試合数の増加、地方都市での国内ツアーの開催などを模索している。果たしてその機運が試合に結びつき、復権に役立つか。自らの努力に懸かる。  


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アン MVP&彼もできました…

◇日本女子プロゴルフ協会表彰式

 3度目の賞金女王に輝いたアン・ソンジュはメルセデス最優秀選手賞など3部門を受賞。「最高の一年だった」と笑顔を見せた。同賞はポイント制で、獲得賞金のほか出場試合数や成績に応じて算出される。

 副賞のCLS550(約1300万円)を手に入れ「ゴルフも良かったし、彼とも出会って忘れられない年」と目尻を下げた。18日に交際中のキム・ソンホさんとハワイ旅行に出発。「ビキニは嫌。部屋でゆっくり休む」と愛する人に癒やされ、女王はリフレッシュする。  


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倉本が最初で最後の“会長兼賞金王”

国内シニアゴルフの最終戦「いわさき白露シニア」(鹿児島・いぶすきGC=パー72)は悪天候により30日の最終ラウンドが中止となり、前日まで通算12アンダーで首位だった倉本昌弘(59)が今季ツアー2勝目を挙げ、逆転で4年ぶり2度目の賞金王に輝いた。

 倉本は2月に日本プロゴルフ協会(PGA)の会長に就任。「会長職にありながら二足のわらじを履いて、賞金王になっていいのかとも思う。練習不足もあったが、無理しないことが功を奏した」と1年を振り返った。

 男子ツアーの日本ゴルフツアー機構(JGTO)はプロゴルファーではない外部の人材が会長を務めており、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は会長のトーナメント出場を認めていない。倉本も来季は出場試合数を減らす方針だけに、男女を通じて最初で最後の快挙となりそうだ。

 PGAでは昨年、幹部と暴力団との交際が発覚。クリーンな組織づくりを訴えて新会長となった倉本は「組織改革に向け、これから先頭に立って動かなくては」。異例の“会長兼賞金王”は今季限り、来季はより会長職に力を入れる。  


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武藤、今季最高2位!日本Sへ前進

◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ最終日(16日、静岡・御殿場C、7246ヤード=パー72)

 4位で出た武藤俊憲(36)=赤城GC=が3バーディー、ボギーなしの69で通算11アンダーとし、今季最高の2位となった。賞金ランク58位から32位に浮上し、「目標」に掲げる最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(12月4~7日・東京よみうりCC)切符へ大きく前進した。参戦3年目の韓国系米国人のデービッド・オー(33)=HYUNDAI HYSCO=が70で12アンダーとして逃げ切り、ツアー初優勝を飾った。

 オーと首位に並び、迎えた最終18番。1メートルのバーディーパットがカップに蹴られると、武藤はその場で固まった。「悔しいのはあるが、この調子を維持して、まだ日本シリーズ出場が決まっていないので、きっちり決めて最後まで試合に出たい」。1打差で敗れた悔しさはかみ殺した。

 3番のバーディーで首位を捉え、6番で単独首位に。だがその後、伸び悩んだ。「曲がる、曲がらないの際にピンが切ってあって苦労した」

 6月に左足首じん帯を損傷。約3か月戦線を離脱し、テーピングが取れて1週間で今季3度目のトップ10入り。賞金ランク32位に浮上した。「この世界は勝ってナンボ」。約1000万円差の賞金ランク20位入りが2年ぶりの日本シリーズ出場権につながるが、それより2年ぶりの6勝目を挙げて切符をつかむ。(榎本 友一)

 ◆日本シリーズの出場資格 〈1〉昨年大会優勝〈2〉今季日本ツアー優勝〈3〉今季日本ツアー賞金ランク上位20人(大会前週のカシオワールドオープン終了時)〈4〉日本ツアーメンバーで今年の米、欧州ツアー優勝〈5〉次戦ダンロップフェニックス終了時の世界ランク100位以内で〈1〉~〈4〉の該当者を除く日本ツアーメンバー上位3人〈6〉以上で30人に満たない場合、賞金ランク(30日のカシオワールドオープン終了時)21位以下より繰り上げる。  


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遼、初日今季最高13位発進

◇USPGAツアーCIMBクラシック第1日(2014年10月30日 マレーシア・クアラルンプール クアラルンプールG&CC=6985ヤード、パー72)

 ツアー初優勝を目指す石川遼(23=CASIO)は5バーディー、2ボギーの69をマークし、首位と4打差の13位で今季3戦目で初日最高のスタートを切った。松山英樹(22=LEXUS)は4バーディー、2ボギーの70で23位。65で回ったリカルド・カールベリ(27=スウェーデン)が首位に立った。雷雨で約2時間の中断があった。

 2アンダーで迎えた最終18番パー5。石川はピンまで200ヤードを残したバンカーからの3打目で「とにかく(バンカーの)アゴに当たらないように」と6Iを握った。2段グリーンの下段に止まることも覚悟していたが「奇跡的なショット」はピン右奥10メートルに3オン。スライス、フックと切れるラインを読んでバーディーを奪いトップと4打差で終えた。ただ、好発進にも「もう少しいけたんじゃないか」と貪欲な姿勢を見せた。

 東南アジア特有の蒸し暑さの中で、切れのあるショットを見せて何度もチャンスをつくった。前半は微妙な距離のパットに苦しみ伸び悩んだが、後半は9ホール全てパーオンに成功。「ショットが良かったので、流れが悪くならないようにできた」と我慢のゴルフを続け、後半の3バーディーにつなげた。

 この大会の昨年の優勝スコアは14アンダー。調子を維持できれば優勝争いにも加われる内容だ。シーズンは始まったばかりだが、3試合で初日13位は最も良いスタート。予選落ちもなく「内容でも、よりいいものを目指していきたい」と残り3日間の戦いへ気合を入れ直した。  


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